「給特法が変わるって聞いたけど、結局自分の給料はいくら増えるの?」

そんな疑問を持つ先生も多いはずです。

2026年1月、ついに教職調整額の段階的引き上げがスタートしました。これまでの「4%」という固定概念が崩れ、先生方の給与明細に変化が現れています。

本記事では、2026年度(令和8年度)の改正内容に基づき、若手・中堅・ベテランそれぞれの「手取り額」がどう変わるのかを具体的にシミュレーションします。


1. 2026年度の改正ポイント:何が変わった?

今回の改正の目玉は、教職調整額の4%から10%への段階的引き上げです。

混乱を避けるため、2026年1月から毎年1%ずつアップしていく仕組みが採用されています。

  • 教職調整額の増額: 4% → 5%(2026年1月〜)
  • 担任手当の新設・拡充: 学級担任への加算措置
  • 役職手当の改善: 主務教諭(仮称)の新設など

2. 年代別・手取りシミュレーション

「月額給与(本給)」をベースに、調整額が5%になった際の影響を計算しました。

※所得税・社会保険料を約20%と仮定し、手取り額を算出しています。

① 若手教諭(25歳前後・本給24万円の場合)

  • 改正前(4%): 調整額 9,600円 → 手取り 約20.0万円
  • 2026年度(5%): 調整額 12,000円 → 手取り 約20.2万円
  • 増加額: 月額 +2,400円(年換算で約3万円弱)

② 中堅教諭(40歳前後・本給38万円の場合)

  • 改正前(4%): 調整額 15,200円 → 手取り 約31.6万円
  • 2026年度(5%): 調整額 19,000円 → 手取り 約31.9万円
  • 増加額: 月額 +3,800円

③ ベテラン教諭(55歳前後・本給45万円の場合)

  • 改正前(4%): 調整額 18,000円 → 手取り 約37.4万円
  • 2026年度(5%): 調整額 22,500円 → 手取り 約37.8万円
  • 増加額: 月額 +4,500円

3. 「微増」に感じる理由と今後の展望

シミュレーションを見ると「意外と少ない?」と感じるかもしれません。しかし、これはあくまで1%アップの段階での話です。

2031年までに調整額が10%に達すると、ベテラン層では月額2.7万円(年収ベースで30万円以上)の増額が見込まれます。さらに、新設される「担任手当」などが加わることで、実際の手取り感はこれ以上に大きくなるはずです。

年度調整額の率期待される変化
2026年(今)5%段階的引き上げの開始。まずは数千円の増。
2028年7%住民税の変動を差し引いても増額を実感。
2031年10%大きな処遇改善。若手でも年収10万〜20万アップ。

4. まとめ:2026年は「処遇改善」の元年

2026年度は、教員の給与体系が数十年ぶりに大きく動き出した歴史的な年です。

今の段階では少額のアップに見えますが、ベースとなる本給が上がれば、調整額の恩恵はさらに加速します。

自分の自治体がどのような手当を独自に上乗せしているか、ぜひ給与明細の「調整額」の欄をチェックしてみてください。

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ひと息さん
ひと息さん
7年間教員として子どもたちや保護者と関わる中で、「人生の計画を立てることの大切さ」を感じてきました。先生の仕事、プライベートの充実、節約貯金投資など、頑張りすぎず、でも前向きに。そんな働き方や暮らし方を一緒に考えられる場を目指します。FP3級/メンタルヘルス・マネジメント2種3種/基本情報技術者試験