どちらから始める?両方取る意味は?実体験をもとに、初心者にもわかりやすく解説します。

先日、日商簿記3級FP(ファイナンシャルプランナー)3級の両方に合格しました🎉
「お金のことはよくわからない」と感じていた私が、この2つを勉強して気づいたのは、「知っているだけで、日々の選択がガラッと変わる」ということです。
この記事では、それぞれの資格がどんな知識を与えてくれるか、そして2つ合わせて学ぶことで生まれる相乗効果を、初心者の方にも伝わるように丁寧に解説していきます。

そもそも、どんな資格なの?

日商簿記 3級

お店や会社が「どこからお金が入ってきて、どこに出て行ったか」を記録するルールを学ぶ資格です。

売上・費用・利益の仕組みがわかる

決算書(損益計算書・貸借対照表)が読める

経理・財務の基礎知識が身につく

FP(ファイナンシャルプランナー)3級

税金・保険・年金・投資など、自分や家族のお金の計画を立てるための知識を学ぶ資格です。

税金・社会保険の仕組みがわかる

NISAやiDeCoなど資産運用の基礎を学べる

住宅ローン・保険・年金の知識が身につく

2つの資格、何が違う?一覧比較

比較項目📒 簿記3級🏦 FP3級
対象会社・お店のお金の流れ個人・家族のお金の計画
主な内容仕訳・帳簿・決算書の読み方税金・保険・年金・投資・相続
試験形式ペーパー試験・ネット試験(随時)学科試験+実技試験・ネット試験(随時)
勉強期間の目安約2〜3ヶ月(独学可)約2〜3ヶ月(独学可)
合格率約40〜50%約60〜70%
こんな人におすすめ経理・事務・起業・副業に興味がある方家計管理・老後設計・投資に興味がある方

学習メリットを徹底解説!

経済ニュースが「自分ごと」として理解できるようになる

会社の数字とお金の動きが頭の中で繋がるようになる

「〇〇社が最終赤字1000億円」「売上高が過去最高」──こうしたニュースを聞いても、以前は「なんとなくわかった気がする」程度でした。
簿記を学ぶと、「売上・費用・利益」という損益の構造が頭に入ります。赤字でも売上が伸びている会社と、売上が落ちて赤字の会社では意味がまったく異なります。この違いを自分で読み取れるようになります。

さらにFPで「株価・金利・景気の関係」を学ぶと、ニュースを「他人事」ではなく「自分の資産や生活とどう関係するか」で受け取れるようになります。

「損益計算書(P/L)」とは、一定期間の売上・費用・利益を一覧にした書類のこと。会社が「儲かっているかどうか」を見る最重要書類です。

📒 簿記の知識🏦 FPの知識

給与明細の「引かれているお金」が全部わかる

毎月の給与明細を「完全に理解」できるようになる

毎月の給与明細に並ぶ「健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料・所得税・住民税」。これらが何のために引かれているか、ちゃんと説明できますか?
FP3級では、これらの社会保険・税金の仕組みを一から丁寧に学びます。「将来の自分への積み立て」「病気になったときの保障」「失業したときの給付」など、それぞれの意味が明確になります。

「引かれるお金」の意味がわかると、次は「どうすれば手取りを増やせるか(節税)」に自然と意識が向き始めます。ふるさと納税・医療費控除・生命保険料控除なども、仕組みを知った上で活用できるようになります。

「社会保険料」とは、健康保険・厚生年金・雇用保険などの総称。将来の年金や医療のために、給与から天引きされています。会社も同額を負担しています。

🏦 FPの知識がメイン💡 節税に活かせる

住宅ローン・大きな買い物を「数字」で判断できる

「なんとなく払えそう」から「数字で計算して判断」へ

「月々の返済が今の家賃より安いから買おう」──これだけで判断していたのが、勉強前の私でした。
FP3級では住宅ローンの種類(固定金利・変動金利)・返済方式(元利均等・元金均等)・繰り上げ返済の効果などを具体的に学びます。

簿記を学ぶと「建物は時間とともに価値が下がる(減価償却)」という概念が身につきます。購入価格だけでなく、固定資産税・修繕費・ローン利息といったトータルコストまで視野に入れた判断ができるようになります。

「減価償却」とは、建物・車・機械など時間とともに価値が下がる資産について、その減り方を費用として計上する会計の仕組み。木造住宅は約22年で会計上の価値がゼロになります。

📒 簿記の知識🏦 FPの知識💡 人生の大きな決断に

NISAやiDeCoを「本当の意味で」使いこなせる

「なんとなくお得」から「なぜお得か」を説明できるレベルへ

「NISAがいい」「iDeCoも始めた方がいい」──そう聞いても、仕組みを理解していないと「本当に自分に合っているか」の判断ができません。
FP3級では、NISAやiDeCoがなぜ税制上お得なのか、どんな人にどちらが向いているかを体系的に学びます。

簿記で「利益に対して税金がかかる仕組み」を理解していると、「非課税とは何の税金がかからないのか」「どれだけ得をしているのか」が具体的な金額で理解できます。制度が変わっても、自分で考えて判断できる力が身につきます。

「NISA」とは、投資で得た利益が非課税になる国の制度。通常は利益の約20%が税金として引かれますが、NISA口座内では0円。長期投資ほど効果が大きくなります。

📒 簿記の知識🏦 FPの知識💡 資産形成の土台に

副業・フリーランスの確定申告を自分でできる

確定申告への「謎の恐怖心」がなくなる

副業を始めたものの「確定申告って何をすれば…?」と不安な方は多いはず。
簿記を学ぶと「収入・経費・利益」の関係と、仕訳・帳簿のつけ方が身につきます。freeeやMFクラウドといった会計ソフトを使う際も、意味を理解した上で入力できるので間違いが減ります。

FPでは、青色申告の特別控除・事業所得と雑所得の違い・社会保険への影響なども学べます。「どう申告すれば合法的に節税できるか」という視点も持てるようになります。税理士への相談時も、的確な質問ができるようになるので時間とコストの節約にもなります。

「青色申告」とは、一定のルールで帳簿をつけることで、最大65万円の特別控除が受けられる申告方式。簿記の知識があると対応しやすくなります。

📒 簿記の知識がメイン🏦 FPで節税戦略も💡 副業・起業に必須

仕事の「数字の会話」に自信を持って参加できる

経理以外の職種でも「数字に強い人」として活躍できる

会議で「今期の粗利率が下がっている」「キャッシュフローが厳しい」といった話が出るとき、意味がわからずうなずいていた経験はありませんか?
簿記を学ぶと、売上・原価・利益・キャッシュフローといったビジネス用語の意味が明確になります。営業・企画・マーケティング職の方でも、数字を根拠にした提案ができるようになります。

FPの知識は、福利厚生・退職金・社会保険の説明が求められる人事・総務系の業務にも直接役立ちます。転職面接での自己PRにも使える具体的なスキルとして、採用担当者に伝わります。

📒 簿記の知識がメイン💡 転職・昇格にも有効

「老後のお金の不安」が具体的な行動計画に変わる

不安の正体は「知らないこと」。知識が不安を消してくれる

「老後2000万円問題」「年金は本当にもらえるの?」──こうした漠然とした不安を抱えている方は多いと思います。しかし、その不安の多くは「仕組みを知らないこと」から来ています。

FP3級では公的年金の仕組み・受給額の計算・必要な老後資金の試算方法を学びます。「自分はいくらもらえるか」「毎月いくら積み立てれば足りるか」が数字で見えてくると、不安が「解決すべき課題」に変わります。

簿記で身につく「収支を記録・管理する習慣」は、家計管理にもそのまま応用できます。「何にいくら使っているか」が把握できるだけで、無駄な支出に気づき、貯蓄の速度が変わります。

📒 簿記の習慣も活きる🏦 FPの知識がメイン💡 人生全体の安心感に

🎯 まとめ

簿記3級 × FP3級で身につく7つの学習メリット

  • 1経済ニュースが「自分ごと」として読めるようになる
  • 2給与明細の引かれるお金の意味と節税の方法がわかる
  • 3住宅ローンや大きな買い物をトータルコストで判断できる
  • 4NISAやiDeCoを仕組みから理解して使いこなせる
  • 5副業・フリーランスの帳簿と確定申告が自走できる
  • 6仕事の数字の議論に自信を持って参加できる
  • 7老後のお金の不安が具体的な行動計画に変わる

どちらの資格も、独学で2〜3ヶ月あれば合格を狙える、入門レベルの資格です。しかし、その内容は日常生活に直結するものばかり。「お金のことがよくわからない」と感じている方こそ、まずこの2つから始めることをおすすめします。知識を得るだけで、毎日の判断の質がじわじわと変わっていく──それをぜひ体験してみてください!📚

ABOUT ME
ひと息さん
ひと息さん
7年間教員として子どもたちや保護者と関わる中で、「人生の計画を立てることの大切さ」を感じてきました。先生の仕事、プライベートの充実、節約貯金投資など、頑張りすぎず、でも前向きに。そんな働き方や暮らし方を一緒に考えられる場を目指します。FP3級/メンタルヘルス・マネジメント2種3種/基本情報技術者試験