学校の不審者対応で大事なこと4つ|先生と子どもを守るためにできること
近年、学校周辺での不審者情報が相次ぎ、子どもたちの安全を守るための対応がますます重要になっています。
教員として、もし不審者が学校に現れたときに「何をすべきか」「どのように動くか」を日頃から確認しておくことが欠かせません。
この記事では、学校現場で不審者対応を行う上で特に大切な4つのポイントを紹介します。
1. 日頃から「危機対応マニュアル」を確認し、共有しておく
まず最も大切なのは、事前の準備と共有です。
多くの学校には「不審者対応マニュアル」や「危機管理マニュアル」がありますが、職員全員が内容を把握しているとは限りません。
新年度や定期的な職員会議などで確認し、誰がどの役割を担うのかを明確にしておくことが重要です。
2. 侵入を防ぐ「初動対応」を徹底する
不審者を校内に入れないためには、日常の環境づくりが鍵です。
– 校門や通用門を常に施錠しておく – 来校者は職員室で受付し、名札を渡す – 不審な人物を見かけたら「一人で対応しない」 など、防止のためのルールを職員全員で共有しておくことが大切です。
3. 万が一侵入されたら「児童生徒の安全確保」を最優先に
不審者が校内に侵入した場合、最優先は子どもたちの安全を守ることです。
教室の施錠・遮光・静粛の徹底を指示し、子どもたちを教室の奥やロッカー裏などに避難させます。
職員室や管理職への通報、警察への110番も同時並行で行いましょう。
また、児童に「大声を出さない」「先生の指示に従う」など、日頃から避難訓練で教えておくことが重要です。
4. 事後対応と振り返りで「次の安全」につなげる
不審者対応は、その場しのぎではなく継続的な改善が大切です。
事案発生後は職員間での情報共有と振り返りを行い、マニュアルや訓練内容を見直します。
さらに、保護者への情報発信や地域との連携を強化することで、学校全体の安全意識が高まります。
まとめ:備えと連携が子どもたちの命を守る
不審者対応で最も大事なのは、「事前の備え」「冷静な初動」「安全確保」「事後の改善」です。
この4つを意識しておくことで、万が一のときにも落ち着いて行動できます。
日頃から職員間・地域との連携を深め、子どもたちの安心・安全を守りましょう。




