数学の授業における自由進度学習の始め方|単元内・1時間内でできる工夫

数学の授業における自由進度学習の始め方|単元内・1時間内でできる工夫
「自由進度学習」とは、生徒が自分のペースで学習を進めるスタイルのこと。数学の授業に取り入れることで、個別最適な学びと主体的な学びを両立することができます。ここでは、単元内・1時間内で実践できる自由進度学習の始め方を紹介します。
① 自由進度学習とは?
生徒が自分の理解度や興味に応じて、学習の順序やペースを選べる学習方法です。一斉授業では拾いきれない個々のニーズに応えることができ、自己調整力やメタ認知の育成にもつながります。
② 単元内自由進度の始め方
- 単元の全体像を提示:目標・到達点・評価方法を明示
- 学習計画表を作成:生徒が自分で進度を管理できるように
- 教材の選択肢を用意:教科書・ワーク・動画・プリントなど
- 振り返りの時間を設ける:週1回の進捗確認と計画修正
例:一次関数の単元で、15時間分の学習計画を生徒自身が立てる実践
③ 1時間の中での自由進度の工夫
- Can-Doリストの活用:自分ができることを可視化
- 進捗シートの共有:Googleスプレッドシートなどでクラス全体の進度を見える化
- 選択課題の提示:ロイロノートやQubenaで複数の課題を用意
- ペア学習・説明活動:他者に説明することで理解を深める
例:東大阪市立布施中学校では、1人1台端末を活用し、進捗管理と協働学習を両立
④ 導入時のポイント
- 最初はハイブリッド型で:一斉授業+自由進度の併用
- 評価方法を明確に:到達度テストや振り返りシートを活用
- 安心して選べる環境づくり:「どれを選んでもOK」という雰囲気
⑤ 教師の役割は“伴走者”
自由進度学習では、教師は「教える人」から「支える人」へ。生徒の進捗を見守り、必要に応じて声かけやヒントを与えることで、自律的な学びを促します。
まとめ|自由進度は“自分で学ぶ力”を育てる
数学の授業に自由進度学習を取り入れることで、生徒は「わかる」だけでなく「自分で進める」力を身につけます。まずは1時間の中での工夫から始めて、単元全体へと広げていきましょう。







