「学校の先生は安定している仕事」
多くの人が、そう言われてきたのではないでしょうか。

確かに、公務員・終身雇用・ボーナスありという言葉だけを見ると、安定そのものに見えます。
しかし実際に現場で働いている先生ほど、こんな疑問を感じているはずです。

  • この働き方は、何歳まで続けられるのか
  • 給料は本当に将来も増え続けるのか
  • 心身をすり減らしてまで「安定」と言えるのか

この記事では、
「収入」「働き方」「将来性」の3つの視点から、
学校の先生という仕事が本当に安定しているのかを、感情を抜きにして冷静に分析します。


① 収入面の安定性|確かに下がりにくいが、伸びにくい

給料は「急に下がらない」という意味では安定

学校の先生の給料は、年功序列が基本です。

  • 毎年ほぼ確実に昇給
  • 景気が悪くてもリストラはほぼない
  • ボーナスも比較的安定して支給

「明日いきなり収入がゼロになる」可能性が低い
これは、民間企業と比べて大きな強みです。

しかし、上がり幅は年々小さくなる

一方で、冷静に見ると弱点もあります。

  • 昇給額は年齢とともに鈍化
  • 管理職にならない限り大幅アップはない
  • 残業代はほぼ出ない

つまり、

安定している=増え続ける
ではありません。

特に20代後半〜30代になると、
「責任と仕事量は増えるのに、手取りはそこまで変わらない」
と感じる先生は多いでしょう。


② 働き方の安定性|仕事量と責任は年々不安定

雇用は安定、業務内容は不安定

先生の立場自体は守られています。
しかし、働き方の中身を見るとどうでしょうか。

  • 学級経営・生徒指導の負担増
  • 保護者対応の高度化
  • 行事・書類・ICT対応の増加

年度や学年、クラスによって、
負荷がまったく違う仕事になってしまうのが現実です。

「頑張れば楽になる」は成り立ちにくい

民間では、スキルが上がると仕事が楽になるケースもあります。
しかし学校現場では、

  • 仕事ができる人に仕事が集まる
  • 若手でもベテランでも業務量は多い
  • 手を抜く=子どもに影響が出る

結果として、

頑張り続けないと回らない働き方

になりやすいのです。


③ 将来性の安定性|制度は続くが、個人が守られるとは限らない

教育制度そのものは簡単にはなくならない

学校・教育という仕組みは、今後も必要です。
その意味では、職業としての先生はなくならないでしょう。

しかし、ここで重要なのは、

「制度がある」=「自分が安心して働ける」ではない

という点です。

教員不足=働きやすい、ではない

最近よく聞く「教員不足」。

一見すると、

  • 需要が高い
  • 職を失う心配がない

と感じるかもしれません。

しかし実態は、

  • 人が足りない分、負担が増える
  • 環境改善が追いつかない
  • 「辞めない前提」で仕事が回される

個人の消耗を前提にした安定になっている側面も否定できません。


結論|先生の「安定」は条件付きで成り立つ

ここまでを整理すると、こう言えます。

  • ✔ 雇用・収入は下がりにくい
  • ✖ 働き方・心身の安定は保証されない
  • △ 将来も同じ条件で続くとは限らない

つまり、

学校の先生は「制度的には安定している」が、
個人レベルでは不安定になりやすい仕事

です。


では、先生はどうすればいいのか

大切なのは、
「安定か不安定か」ではなく、安定を自分で作れるかという視点です。

  • お金の知識を身につける
  • 資産形成で選択肢を増やす
  • 教員以外の世界を知っておく
  • 辞めなくてもいいから、逃げ道を持つ

これらは、
「今すぐ転職しろ」という話ではありません。

続けるにしても、辞めるにしても、
主導権を自分が持っている状態

を作ることが、
これからの時代の本当の安定だと思います。

ABOUT ME
ひと息さん
ひと息さん
7年間教員として子どもたちや保護者と関わる中で、「人生の計画を立てることの大切さ」を感じてきました。先生の仕事、プライベートの充実、節約貯金投資など、頑張りすぎず、でも前向きに。そんな働き方や暮らし方を一緒に考えられる場を目指します。FP3級/メンタルヘルス・マネジメント2種3種/基本情報技術者試験