Contents
  1. はじめに
  2. 目次
  3. 1. 家計簿をつけて支出を見える化する
  4. 2. 固定費を見直して年間10万円削減
  5. 3. つみたてNISAで資産形成を始める
  6. 4. 緊急予備資金を半年分貯める
  7. 5. 保険の見直しで無駄をカット
  8. 6. 奨学金の繰上返済を検討する
  9. 7. iDeCoで老後資金+節税対策
  10. 8. クレジットカードを整理する
  11. 9. FP3級を取得してお金の知識を身につける
  12. 10. スキルアップへの自己投資
  13. まとめ:今日から始める3つのアクション

はじめに

「教員の給料って、将来も安定してるから大丈夫でしょ?」

私も新任の頃、そう思っていました。しかし、7年間教員として働いてきた今、その考えが甘かったと痛感しています。

給料は思ったより上がらない。残業代は出ない。老後資金は自分で準備しないといけない。

30代になってから慌てて準備を始めるより、20代のうちから少しずつ積み重ねた方が、確実に人生が楽になります。

この記事では、FP3級を取得した現役教員の私が、実際に実践してきた「30歳までにやっておくべきお金のこと」を10個厳選しました。1つでも実践すれば、5年後、10年後の自分に感謝されるはずです。


目次

  1. 家計簿をつけて支出を見える化する
  2. 固定費を見直して年間10万円削減
  3. つみたてNISAで資産形成を始める
  4. 緊急予備資金を半年分貯める
  5. 保険の見直しで無駄をカット
  6. 奨学金の繰上返済を検討する
  7. iDeCoで老後資金+節税対策
  8. クレジットカードを整理する
  9. FP3級を取得してお金の知識を身につける
  10. 副業・スキルアップへの自己投資

1. 家計簿をつけて支出を見える化する

なぜ家計簿が必要なのか

「毎月、給料日前にお金がない…」

そう感じているなら、まず家計簿をつけましょう。支出を把握していないと、どこにお金が消えているのか分かりません。

私自身、家計簿をつけ始めてから、「コンビニで月2万円使っていた」「サブスクで年間5万円払っていた」といった無駄に気づきました。

おすすめの家計簿アプリ

マネーフォワード ME

  • 銀行口座・クレジットカードと自動連携
  • 支出を自動で分類
  • 無料プランでも十分使える

Zaim

  • レシート撮影で自動入力
  • シンプルで使いやすい
  • 予算管理機能が充実

紙の家計簿派には

  • ダイソーの家計簿(110円)
  • シンプルで続けやすい

実践のコツ

  1. 完璧を目指さない
    • 100円単位は気にしない
    • 大まかな支出が分かればOK
  2. 月1回の振り返り
    • 給料日に前月を振り返る
    • 無駄遣いをチェック
  3. 3ヶ月続ける
    • まずは習慣化が目標
    • 続けば自然と節約意識が芽生える

2. 固定費を見直して年間10万円削減

固定費見直しの効果

固定費は一度見直せば、毎月自動的に節約できます。我慢する必要がないのに、効果は絶大です。

私が実際に削減した固定費の内訳:

  • スマホ代:7,000円 → 2,000円(年6万円削減)
  • 保険料:15,000円 → 5,000円(年12万円削減)
  • サブスク:5,000円 → 1,000円(年5万円削減)

合計:年間23万円の削減

見直すべき固定費TOP5

① スマホ代(最優先)

三大キャリアから格安SIMへ

  • docomo/au/SoftBank:月7,000〜10,000円
  • 楽天モバイル/ahamo/LINEMO:月2,000〜3,000円

削減額:年間4〜8万円

私は楽天モバイルに変更して、月7,000円 → 2,000円になりました。通信品質も問題なく、大満足です。

② 保険料

教員が陥りがちな罠

  • 言われるがまま加入した生命保険
  • 医療保険が2つ3つある
  • 会社の団体保険と個人保険が重複

見直しのポイント

  • 独身なら高額な死亡保障は不要
  • 医療保険は最低限でOK
  • 県民共済・都民共済で十分なことも

削減額:年間5〜10万円

③ サブスク

意外と忘れがちなサブスク

  • 動画配信サービス(Netflix、Amazon Primeなど)
  • 音楽配信(Spotify、Apple Musicなど)
  • 雑誌読み放題
  • アプリの月額課金

見直し方法

  1. クレジットカードの明細をチェック
  2. 使っていないサブスクを解約
  3. 本当に必要なものだけ残す

削減額:年間2〜5万円

④ 電気・ガス

電力会社の切り替え

  • 大手電力会社から新電力へ
  • シミュレーションサイトで比較

削減額:年間1〜2万円

⑤ 家賃(可能なら)

引っ越しを検討

  • 家賃1万円下げる = 年12万円削減
  • 築年数・駅距離を妥協すれば可能

ただし、引っ越し費用と天秤にかけて判断しましょう。

固定費見直しチェックリスト

  • [ ] スマホを格安SIMに変更
  • [ ] 保険を見直し(不要な保険を解約)
  • [ ] サブスクを整理(使っていないものを解約)
  • [ ] 電力会社を比較検討
  • [ ] ガス会社を比較検討
  • [ ] 家賃の交渉または引っ越し検討

3. つみたてNISAで資産形成を始める

なぜ教員こそ投資が必要なのか

「公務員だから安定してるし、投資は必要ない」

これは大きな誤解です。

教員の現実

  • 給料は思ったより上がらない
  • 退職金は減少傾向
  • 老後資金は自分で準備が必要

つみたてNISAの3つのメリット

  1. 運用益が非課税(20年間)
  2. 月100円から始められる
  3. ほったらかしでOK

つみたてNISAの始め方

STEP1:証券口座を開設

おすすめの証券会社

  1. SBI証券
    • 取扱銘柄が最多
    • クレカ積立でポイント還元
    • 初心者にも使いやすい
  2. 楽天証券
    • 楽天ポイントが貯まる・使える
    • 画面が見やすい
    • 楽天銀行との連携でお得
  3. マネックス証券
    • クレカ積立のポイント還元率が高い
    • サポートが充実

開設は無料、スマホで10分で完了します。

STEP2:積立設定

おすすめファンド3選

  1. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
    • 全世界の株式に分散投資
    • 信託報酬:0.05775%(最安クラス)
    • 迷ったらこれ
  2. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
    • 米国の主要500社に投資
    • 過去のリターンが高い
    • 信託報酬:0.09372%
  3. 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
    • 楽天証券なら楽天ポイントで買える
    • オルカンと同じく全世界分散

積立金額の目安

  • まずは月5,000円から
  • 慣れたら月10,000〜33,333円(年間40万円の上限)

STEP3:ほったらかし

つみたてNISAは長期・積立・分散が基本です。

やってはいけないこと

  • 短期で売買する
  • 暴落時に慌てて売る
  • 頻繁に銘柄を変える

やるべきこと

  • 毎月自動積立
  • 年1回の確認
  • 20年間継続

実際のシミュレーション

条件

  • 月3万円を20年間積立
  • 年利5%で運用(過去の平均リターン)

結果

  • 積立元本:720万円
  • 運用益:約510万円
  • 合計:約1,230万円

つみたてNISAなら、この510万円の運用益が非課税です(通常なら約100万円の税金)。


4. 緊急予備資金を半年分貯める

緊急予備資金とは

突然の出費に備えるための貯金です。

想定される緊急事態

  • 病気・怪我で働けなくなる
  • 家電が壊れる
  • 冠婚葬祭
  • 車の修理

いくら貯めればいい?

目安:生活費の3〜6ヶ月分

例:

  • 月の生活費が20万円なら、60〜120万円
  • 月の生活費が15万円なら、45〜90万円

私は80万円を緊急予備資金として確保しています。

どこに置いておく?

おすすめの置き場所

  1. ネット銀行の普通預金
    • 楽天銀行(金利0.1%)
    • 住信SBIネット銀行
    • すぐに引き出せる
  2. 定期預金
    • 金利は低いが元本保証
    • 簡単には使えない(無駄遣い防止)

投資には回さない

  • 緊急時に暴落していたら困る
  • すぐに現金化できることが重要

貯め方のコツ

  1. 給料天引き
    • 給料日に自動で別口座に移す
    • 財形貯蓄の活用
  2. ボーナスを活用
    • 夏・冬のボーナスで一気に貯める
    • 1回のボーナスで20〜30万円
  3. 目標を可視化
    • 貯金額をグラフにする
    • 達成したら自分にご褒美

5. 保険の見直しで無駄をカット

教員が入りすぎている保険

よくあるパターン

  • 生命保険(死亡保障3,000万円)
  • 医療保険(入院日額1万円)
  • がん保険
  • 学資保険
  • 個人年金保険

月の保険料:2〜3万円

これ、本当に必要ですか?

教員に必要な保険

独身の場合

  • 医療保険:最低限(県民共済で十分)
  • 生命保険:基本不要
  • がん保険:任意

既婚・子どもありの場合

  • 医療保険:最低限
  • 生命保険:必要(掛け捨てで十分)
  • 学資保険:不要(つみたてNISAの方が良い)

見直しの手順

STEP1:加入中の保険を洗い出す

確認方法

  • 保険証券を集める
  • クレジットカードの明細をチェック
  • 給与明細の控除項目を確認

STEP2:保障内容を確認

チェックポイント

  • 死亡保障はいくら?
  • 医療保障はいくら?
  • 保険料は月いくら?

STEP3:不要な保険を解約

解約すべき保険

  • 独身なのに高額な死亡保障
  • 医療保険が複数ある
  • 貯蓄型保険(学資保険、個人年金)

STEP4:必要な保険に入り直す

おすすめの保険

  • 県民共済・都民共済:月2,000円程度
  • 掛け捨て生命保険(必要な場合のみ)

FP有料相談の活用

保険の見直しは、FPに相談するのもおすすめです。

有料相談できるサービスを探す

注意点

  • 新しい保険を勧められることがある
  • 複数のFPに相談して比較
  • 最終判断は自分で

6. 奨学金の繰上返済を検討する

奨学金返済の現実

教員の多くが奨学金を借りています。

平均的なケース

  • 借入額:300万円
  • 返済期間:15年
  • 月の返済額:約2万円
  • 総返済額:約360万円(利息60万円)

繰上返済のメリット

利息が減る

  • 早く返せば返すほど、利息が減る
  • 100万円繰上返済 → 利息5万円削減も

精神的な安心

  • 借金がなくなる安心感
  • 他の目標にお金を使える

繰上返済すべき? vs 投資に回すべき?

繰上返済を優先すべきケース

  • 奨学金の金利が1%以上
  • 借金があるとストレス
  • 結婚・出産を控えている

投資を優先すべきケース

  • 奨学金の金利が0.5%以下
  • つみたてNISAを始めていない
  • 緊急予備資金がない

私の判断

  • 緊急予備資金を貯める
  • つみたてNISAを始める
  • 余裕があれば繰上返済

繰上返済の方法

日本学生支援機構(JASSO)の場合

  1. スカラネット・パーソナルにログイン
  2. 「繰上返還申込」を選択
  3. 返済額を入力
  4. 指定口座から引き落とし

手数料は無料です。


7. iDeCoで老後資金+節税対策

iDeCoとは

個人型確定拠出年金の略で、自分で作る年金制度です。

iDeCoの3つのメリット

  1. 掛金が全額所得控除(税金が減る)
  2. 運用益が非課税
  3. 受取時も税制優遇

教員のiDeCo節税効果

シミュレーション

  • 年収:400万円
  • iDeCo掛金:月12,000円(年144,000円)
  • 所得税・住民税率:20%

節税額:年間約29,000円

つまり、144,000円積み立てて、29,000円の税金が戻ってくるイメージです。

iDeCoの注意点

デメリット

  1. 60歳まで引き出せない
    • 結婚、住宅購入でも引き出せない
    • 緊急予備資金とは別で考える
  2. 手数料がかかる
    • 口座管理手数料:年2,000〜5,000円
    • 低コストの金融機関を選ぶ
  3. 掛金上限がある
    • 教員(公務員):月12,000円まで(改訂される予定)

iDeCoの始め方

STEP1:金融機関を選ぶ

おすすめの金融機関

  • SBI証券(手数料最安)
  • 楽天証券
  • マネックス証券

STEP2:掛金を決める

おすすめ

  • まずは月5,000円から
  • 慣れたら上限の12,000円へ

STEP3:商品を選ぶ

おすすめ商品

  • eMAXIS Slim 全世界株式
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

つみたてNISAと同じ商品でOKです。

つみたてNISA vs iDeCo

併用がベスト

  1. つみたてNISA:月33,333円(柔軟性重視)
  2. iDeCo:月12,000円(節税重視)

無理なら、まずはつみたてNISAを優先しましょう。


8. クレジットカードを整理する

カードの持ちすぎは損

よくある状態

  • 財布にクレジットカードが5枚
  • どれで払えばいいか分からない
  • ポイントが分散して貯まらない
  • 年会費だけ取られているカードも

理想は1〜2枚

メインカード1枚 + サブカード1枚

これで十分です。

教員におすすめのクレジットカード

1. 楽天カード

メリット

  • 年会費無料
  • ポイント還元率1%(楽天市場なら3%)
  • 楽天証券との連携でお得

こんな人におすすめ

  • 楽天サービスを使っている
  • ポイントを貯めたい

2. 三井住友カード(NL)

メリット

  • 年会費無料
  • コンビニ・マクドナルドで最大7%還元
  • ナンバーレスでセキュリティ◎

こんな人におすすめ

  • コンビニをよく使う
  • シンプルなカードが好き

3. JCB CARD W

メリット

  • 年会費無料
  • ポイント還元率1%
  • Amazonでお得

こんな人におすすめ

  • 39歳以下
  • Amazonをよく使う

カード整理の手順

  1. 全カードをリストアップ
  2. 年会費がかかるカードをチェック
  3. 1年間使っていないカードを解約
  4. メイン1枚、サブ1枚に絞る

解約するだけで、年会費が節約できます。


9. FP3級を取得してお金の知識を身につける

なぜFP3級がおすすめ?

理由は3つ

  1. お金の基礎知識が体系的に学べる
  2. 教員の仕事にも活かせる(生徒への指導)
  3. 資格として履歴書に書ける

私自身、FP3級を取得してから、お金に対する不安が大きく減りました。

FP3級で学べること

6つの分野

  1. ライフプランニングと資金計画
  2. リスク管理(保険)
  3. 金融資産運用(投資)
  4. タックスプランニング(税金)
  5. 不動産
  6. 相続・事業承継

学習時間:50〜100時間

勉強方法

おすすめ教材

  1. 参考書
    • みんなが欲しかった!FPの教科書3級
    • わかりやすく、初心者向け
  2. 過去問題集
    • みんなが欲しかった!FPの問題集3級
    • 過去問を解くのが合格への近道
  3. YouTube
    • ほんださん/東大式FPチャンネル
    • 無料で学べる

受験情報

試験日

  • 年3回(1月、5月、9月)

受験料

  • 学科:4,000円
  • 実技:4,000円
  • 合計:8,000円

合格率

  • 60〜80%(しっかり勉強すれば合格できる)

FP3級取得後の変化

私の場合

  • 保険を見直して年10万円削減
  • つみたてNISA、iDeCoを開始
  • 家計管理が楽になった
  • 教員の給与体系が理解できた

投資効果

  • 学習時間:80時間
  • 受験料:8,000円
  • 削減・増加した資産:年50万円以上

最高のコスパです。


10. スキルアップへの自己投資

なぜ自己投資が必要?

教員の給料は安定していますが、大きく増えることはありません。

現実

  • 初任給:約20万円
  • 10年目:約28万円
  • 20年目:約35万円

対策

  • 本を書くなどの副業で収入を増やす
  • スキルを磨いて選択肢を広げる

自己投資の例

スキルアップ

  • 資格取得(FP、簿記、ITなど)
  • オンライン講座(Udemy、Schooなど)
  • 書籍(月2〜3冊)

健康への投資

  • ジム代
  • 健康診断(人間ドック)
  • 質の良い睡眠(寝具)

投資の目安:月5,000〜10,000円

これは「消費」ではなく「投資」です。将来の自分への投資として、惜しまず使いましょう。


まとめ:今日から始める3つのアクション

30歳までにやっておくべきお金のこと10選、いかがでしたか?

全部を一度にやる必要はありません。まずは、できることから1つずつ始めましょう。

今日から始める3つのアクション

1. 家計簿アプリをダウンロード

  • マネーフォワード ME
  • Zaim
  • まずは支出の見える化から

2. 証券口座を開設

  • SBI証券または楽天証券
  • つみたてNISAを始める準備

3. 固定費を1つ見直す

  • スマホを格安SIMに変更
  • 使っていないサブスクを解約

この3つだけで、年間10万円以上の効果があります。

5年後、10年後の自分のために

20代の今、少しずつ積み重ねたことが、30代、40代で大きな差になります。

  • つみたてNISAを10年続ければ、数百万円の資産に
  • 固定費を見直せば、累計100万円以上の節約に
  • 自己投資をすれば、キャリアの選択肢が広がる

未来の自分が、今日の自分に感謝する日が必ず来ます

ABOUT ME
ひと息さん
ひと息さん
7年間教員として子どもたちや保護者と関わる中で、「人生の計画を立てることの大切さ」を感じてきました。先生の仕事、プライベートの充実、節約貯金投資など、頑張りすぎず、でも前向きに。そんな働き方や暮らし方を一緒に考えられる場を目指します。FP3級/メンタルヘルス・マネジメント2種3種/基本情報技術者試験