📋 CONTENTS

  1. ドルコスト平均法がなぜ最強なのか
  2. 投資3年目の正直な成績発表
  3. オルカン+S&P500、混ぜてもOKな理由
  4. これからの投資方針
  5. まとめ:シンプルが最強

投資を始めて3年が経った。正直に言うと、最初の1年は「本当にこれで大丈夫なのか」と何度も不安になった。相場が下がるたびに「今すぐ売るべきか」「積立を止めるべきか」と悩んだ。でも今、振り返ってみると、「何もしないこと」が最大の正解だったと断言できる。

この記事では、3年間ドルコスト平均法で積み立て続けた実体験をもとに、なぜこの手法が機能するのか、オルカンとS&P500を「混ぜる」ことへの世間の誤解、そしてこれからの投資方針について、できるだけ正直に書いていく。

1. ドルコスト平均法がなぜ最強なのか

「毎月同じ金額を買い続ける」それだけ

ドルコスト平均法(Dollar Cost Averaging)の仕組みは極めてシンプルだ。毎月決まった金額を、相場に関係なく機械的に買い続けるだけ。値段が高いときは少ししか買えないが、値段が安いときにはたくさん買える。これが長期で見ると、平均取得単価を自然に下げていく効果をもたらす。

💡 価格変動とドルコスト平均法のイメージ(毎月1万円積立)

1月 1,000円

10口

2月 800円

12.5口

3月 600円

16.7口

4月 1,000円

10口

✅ 4ヶ月の平均取得単価 ≈ 816円(単純平均850円より低くなる)

「安いときにたくさん買える」という精神的な強さ

ドルコスト平均法の本当の強みは計算上の話だけじゃない。「相場が下がっても慌てなくなる」という精神的なメリットが大きい。一括投資だと、買った翌日に暴落したら「なんでこのタイミングで…」と後悔しやすい。でも積立なら「下がった=たくさん買えるチャンス」という発想に自然となれる。

実際、相場低迷期(オルカンが年間で大きく下げた時期)も、自分はただ積立を続けた。「もっと買えてる!」と思えたのは、ドルコスト平均法のマインドが身についていたからだと思う。

ドルコスト平均法の本質は「タイミングを読まないこと」
世界中のプロでさえ市場を読み続けることはできない。
ならば、読もうとしないのが最も賢い戦略だ。

一括投資とどちらが良いか?

これはよく議論になるテーマだが、統計的には長期では一括投資のほうが有利なケースも多い(市場は長期上昇トレンドのため)。ただ、現実の人間にとって重要なのは「最適な理論」じゃなくて「続けられるか」だ。

結論:まとまった資金がある人は一括投資も選択肢。ただし、毎月の収入から投資する場合はドルコスト平均法一択。何より、「市場から退場しないこと」が最大のリターンを生む

2. 投資3年目の正直な成績発表

数字は正直に出す。見栄を張っても意味がない。

3年積立継続期間

毎月
5万円 積立金額(平均)

+38% 評価益(含み益)

0回 積立を止めた回数

累計投資元本に対して、含み益は約38%。円安の恩恵もあるため為替の影響も無視できないが、それも含めて「投資のリターン」だと考えている。

心が折れそうになった2回の試練

金利上昇局面:オルカンもS&P500も大幅下落。含み損が増え続ける中で積立を続けた。②8月の急落:日銀の利上げ示唆による歴史的な株価急落。「今すぐ解約すべきか」という声がSNSで溢れた。どちらも「何もしなかった」ことが正解だった。

📌 3年間で学んだ一番大切なこと:
暴落時に売りたくなる感情は、人間として自然な反応。でもその感情に従って動いた人ほど、損失を確定させて市場から退場している。積立投資は「感情に勝つゲーム」でもある。

年別の振り返り

市場の雰囲気自分の行動結果
1年目上昇相場、NISAブーム毎月積立のみ含み益スタート
2年目乱高下、不安定何もしなかった一時含み損も回復
3年目上昇後に急落・回復積立継続+少し増額過去最高含み益

3. オルカン+S&P500、混ぜてもOKな理由

「重複してるのに混ぜるのは非効率」論への反論

投資系のSNSでよく見かける意見:「オールカントリー(全世界株式)とS&P500を両方買うのは重複だから意味がない」「どちらかに絞るべき」。この意見は間違いではないが、必ずしも正しくもない

確かに、オルカンの中にはすでに米国株が約60〜65%含まれている。S&P500と同時に持てば、米国株の比率が全体的に高まる。でも、これは「意図的な米国株オーバーウェイト」であって、悪いことでは全くない。

例えば「オルカン70%:S&P500 30%」で積立てると……

米国株の比率 = オルカンの約65% × 70% + 100% × 30% ≈ 75.5%

つまり、「世界全体に投資しつつ、米国を少し多めに持つ」というポートフォリオになる。これは完全に理にかなった戦略だ。

オルカンとS&P500の特徴比較

項目オールカントリーS&P500
投資対象全世界(先進国+新興国)約2,900銘柄米国大型株500銘柄
米国比率約60〜65%100%
分散度高いやや低い(米国集中)
過去リターン安定的・やや低め高め(米国優位期間)
信託報酬0.05〜0.06%前後0.09〜0.20%前後

「混ぜてもOK」な本当の理由

投資の世界に「完璧な正解」はない。10年後、20年後に米国が引き続き世界をリードしているか、それとも新興国や欧州が台頭してくるかは誰にもわからない。だからこそ、「どちらかに賭けるより、自分の納得できる比率で持つ」ことが心理的にも安定する。

投資に「正解の組み合わせ」はない。
あるのは「続けられる組み合わせ」だけだ。
オルカンだけ、S&P500だけ、両方、どれも正しい。

自分の現在の配分

📊 現在のNISA積立配分

オルカン

60%

S&P500

40%

この配分に深い根拠はない。「全世界の成長も取りたいけど、米国の成長力も信じている」という自分の気持ちに合わせた結果だ。計算すると米国比率は約79%になるが、それで構わないと思っている。

4. これからの投資方針

基本は「何も変えない」

3年間で学んだ最大の教訓は「シンプルさを維持すること」。知識が増えるほど「もっと最適化できるのでは」と思い始めるのが人間の性だが、その思考自体がリスクになる。

今後追加で考えていること

検討事項判断理由
積立金額の増額✅ する(年1回見直し)収入増に応じて柔軟に対応
配分の変更🔄 しない(当面)現状に納得しているため
個別株の追加❌ しない時間コスト対リターンが合わない
債券や金の追加🔄 検討中5年後以降に資産防衛を考慮
暴落時の追加投資✅ する(余力あれば)精神的に「動ける」余白を作る

出口戦略も少しずつ考え始めた

積立期間はとにかく「買い続ける」だけでよかったが、将来の取り崩し方も頭の片隅に置き始めている。4%ルール(年間4%ずつ取り崩せば資産が長期的に枯渇しないという理論)を参考に、30年後の自分に向けてのシミュレーションも少しずつやっていくつもりだ。

5. まとめ:シンプルが最強

3年間の積立投資で確信したことをまとめると:

  • ドルコスト平均法は「最適」じゃなく「最も続けられる」手法である
  • 暴落はチャンス。感情に勝てた人が長期投資で報われる
  • オルカンとS&P500の組み合わせは「重複」じゃなく「意図的なポジション調整」
  • 自分が納得できる配分なら、それが正解
  • いじればいじるほど成績は悪くなる。シンプルを守ることが難しい

投資は「知識の多さ」より「続ける忍耐力」が圧倒的に大事だ。難しい理論を学ぶより、月1回の積立設定を3年間続けることのほうが、はるかに価値がある。これからも、シンプルに、機械的に、続けていく。

ABOUT ME
ひと息さん
ひと息さん
7年間教員として子どもたちや保護者と関わる中で、「人生の計画を立てることの大切さ」を感じてきました。先生の仕事、プライベートの充実、節約貯金投資など、頑張りすぎず、でも前向きに。そんな働き方や暮らし方を一緒に考えられる場を目指します。FP3級/メンタルヘルス・マネジメント2種3種/基本情報技術者試験