教員でも確定申告できる? — 年末調整だけではダメな理由

〜確定申告のやり方と戻ってくるお金の計算方法〜 医療費が年間10万円を超えたら絶対やるべき!教員もできる医療費控除で賢く節税しよう
📘 先生のためのお金の話
「確定申告って自分には関係ない」——そう思っている先生、多いのではないでしょうか?
でも実は、年間の医療費が10万円を超えた場合は、公務員・会社員を問わず誰でも「医療費控除」の確定申告ができます。 手続きは意外と簡単で、数万円が戻ってくることも。この記事では教員向けにわかりやすく解説します!
📋 この記事の内容
- 医療費控除とは?基本をおさらい
- 教員でも確定申告できるの?
- 対象になる医療費・ならない医療費
- いくら戻ってくる?計算シミュレーション
- 確定申告の手順をステップで解説
- よくある質問と注意点
1医療費控除とは?
医療費控除とは、1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費が一定額を超えた場合に、 その超えた金額を所得から差し引くことができる制度です。 税金の計算のもとになる「課税所得」が減るため、結果的に所得税や住民税が安くなります。
💡 控除の計算式
(医療費の合計)-(保険金などで補填された金額)- 10万円
※ 総所得金額等の5%と10万円の低い方を差し引く
つまり、年間の医療費が10万円を超えた分が「控除」として認められます。 たとえば年収500万円の人が年間15万円の医療費を払った場合、 15万円 − 10万円 = 5万円が控除対象です。
2教員でも確定申告できる?
「先生はお給料から税金が引かれているから確定申告は不要」と思っていませんか? 確かに源泉徴収で年末調整は行われますが、医療費控除は年末調整では申請できません!
💡
教員・公務員・会社員、誰でも利用できます! 医療費控除は確定申告でしか申請できない控除です。会社員や公務員であっても、確定申告することで適用を受けられます。
確定申告といっても、医療費控除の申告は難しくありません。 国税庁のe-Taxを使えばスマホやパソコンから1〜2時間で手続きが完了します。
3対象になる医療費・ならない医療費
✅ 医療費控除の対象になるもの
- 病院・クリニックへの診察費・治療費
- 薬局で購入した処方薬・市販薬(治療・療養目的のもの)
- 入院費用(食事代を含む)
- 歯の治療費(保険診療・自由診療どちらも)
- 出産費用(入院・分娩にかかる費用)
- 通院のための電車・バス代(タクシーは原則不可だが緊急時は可)
- コンタクトレンズ・眼鏡(治療目的のもの)
- 健康診断で異常が見つかり治療を受けた場合の健康診断費用
❌ 対象にならないもの
- 予防目的のサプリメント・栄養ドリンク
- 美容整形・美容目的の治療
- 自己都合によるタクシー代
- 人間ドック・健康診断(異常が見つからなかった場合)
- 日用品・衛生用品(マスク・消毒液など)
⚠️
家族分もまとめて計算OK! 同一生計の家族(配偶者・子・親など)の医療費も合算して申告できます。子どもの医療費、親の入院費なども忘れずに集計しましょう!
4いくら戻ってくる?シミュレーション
教員の平均的な年収でシミュレーションしてみましょう。
| ケース | 年収 | 医療費の合計 | 還付見込み額 |
|---|---|---|---|
| ケースA 独身の先生 | 約400万円 | 11万円(歯科治療) | 約3,000〜5,000円 |
| ケースB 子育て中 | 約550万円 | 20万円(家族合算) | 約2〜3万円 |
| ケースC 入院あり | 約600万円 | 35万円(入院含む) | 約4〜6万円 |
📌
住民税の減額も忘れずに! 還付されるのは所得税だけではありません。翌年6月以降の住民税も減額されます。実質的な節税効果はさらに大きくなります。
※還付額は課税所得・所得税率・住民税率によって変わります。
5確定申告の手順(教員向け)
教員の方が医療費控除の確定申告をする場合、次のステップで進めましょう。
- 領収書を集める 1月1日〜12月31日の間に支払った医療費の領収書をすべて集めます。通院ごとにもらえる「領収書」や「明細書」を保管しておきましょう。電車・バスの通院費は、日付・金額・病院名をメモした記録でもOKです。
- 医療費の明細を作る 国税庁のe-Taxのフォームに「医療費控除の明細書」を入力します。誰が・いつ・どの病院で・いくら支払ったかを記録します。Excelや家計簿アプリで普段から管理しておくと便利です。
- 源泉徴収票を用意する 勤務先から毎年1〜2月ごろに発行される「給与所得の源泉徴収票」を準備します。e-Taxでの申告に必要な「支払金額」「所得控除額」などが記載されています。
- e-Taxで申告する(スマホでもOK!) 国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にアクセスし、画面の指示に従って入力。マイナンバーカードがあればスマホだけで完結します。申告期間は2月16日〜3月15日ですが、還付申告は1月から可能です!
- 還付金を受け取る 申告後、通常1〜2ヶ月以内に指定した銀行口座に還付金が振り込まれます。住民税の減額は翌年6月以降の給与天引き分から反映されます。
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過去5年分の申告もできる! 還付申告(税金が戻ってくる申告)は、1月1日から5年間いつでも申告できます。過去の分を遡って申告することもできるので、今年からでも遅くありません!
6よくある質問
領収書はどこで保管・提出するの?
e-Taxで申告する場合、領収書の提出は不要です。ただし、税務署から求められたときのために5年間保管しておきましょう。
セルフメディケーション税制との違いは?
「セルフメディケーション税制」は対象OTC医薬品の購入費が年1.2万円を超えた場合に使える別の制度です。通常の医療費控除とはどちらか一方のみ選択できます。医療費が10万円を超えるなら通常の医療費控除が一般的に有利です。
夫婦で申告するときはどちらがする?
家族の医療費を合算して、所得の高い方(所得税率が高い方)がまとめて申告するのが基本です。控除の節税効果が最大化されます。
マイナンバーカードがなくてもできる?
税務署で発行してもらえる「IDパスワード方式」でもe-Taxは利用できます。または紙の申告書を税務署に持参・郵送する方法もあります。ただしマイナンバーカードがあれば自宅のスマホだけで完結するのでおすすめです。
🌿 まとめ
医療費控除は、教員を含む会社員・公務員も活用できる制度です。
年間の医療費が10万円を超えたら、確定申告で取り戻せるお金があります。
e-Taxを使えば手続きは1〜2時間で完了。「難しそう」と思わずに、今年こそ挑戦してみましょう!








