「もう明日、学校に行きたくない……」

「授業の準備も、保護者対応も、部活動も、もう限界だ」

教員として働いていると、一度や二度はそう思ったことがあるはずです。しかし、心が限界に近いときほど、「その場の感情」だけで動くのは非常に危険です。

今回は、教員が「辞めたい」と思ったときに、後悔しないために絶対にやってはいけない3つの行動をお伝えします。


1. 相談せずに「いきなり退職届」を出す

一番やってはいけないのが、誰にも相談せず、ある日突然管理職に退職届を突きつけることです。

  • なぜダメなのか?:教員の世界は狭く、また年度途中の退職は、同僚や児童生徒に大きな影響を与えます。感情的に動くと、円満退職ができなくなり、後のキャリア(再就職や講師登録など)に響く可能性があるからです。
  • どうすべきか?:まずは、信頼できる同僚や家族、あるいは学外の相談機関に胸の内を吐き出しましょう。辞めるにしても、「いつ、どのような手順で進めるのが自分にとって最もダメージが少ないか」を冷静に判断する時間が必要です。

2. 「次の仕事」を決めずに勢いで辞める

「とにかくこの環境から逃げ出したい」という一心で、次が決まる前に辞めてしまうのもリスクが高いです。

  • なぜダメなのか?:教員は安定した収入があるからこそ、精神のバランスを保てている側面があります。無職になり、貯金が減っていく焦りは、想像以上にメンタルを削ります。焦って転職活動をすると、ブラックな職場を掴んでしまう悪循環に陥りかねません。
  • どうすべきか?:まずは「転職サイトに登録する」だけでOKです。自分の市場価値を知り、他校や民間企業の求人を眺めるだけで、「いつでも辞められる」というお守りになり、今の仕事に余裕が生まれることもあります。

3. 「自分がダメだからだ」と自分を責め続ける

「クラスがまとまらないのは自分の指導力不足だ」「周りの先生は平気そうなのに、自分だけ……」と、すべての原因を自分に向けてはいけません。

  • なぜダメなのか?:教員の仕事量は、個人の努力でどうにかなるレベルを超えていることが多いです。自分を責めすぎると、適応障害やうつ病など、心身を深く壊してしまいます。一度深く傷つくと、回復までに数年単位の時間がかかってしまいます。
  • どうすべきか?:「今のシステム(環境)が、自分に合っていないだけだ」と割り切りましょう。辞めたいと思うのは、あなたが真面目に仕事に向き合ってきた証拠です。

まとめ:一番大切なのは「あなたの心と体」

教員を辞めることは、人生の敗北ではありません。単なる「環境の選択」です。

もし今、「辞めたい」と強く思っているのなら、まずは「休む(病気休暇・休職)」という選択肢を検討してください。教員には手厚い福利厚生があります。一度立ち止まって、心身を回復させてからでも、辞める決断は遅くありません。

ABOUT ME
ひと息さん
ひと息さん
7年間教員として子どもたちや保護者と関わる中で、「人生の計画を立てることの大切さ」を感じてきました。先生の仕事、プライベートの充実、節約貯金投資など、頑張りすぎず、でも前向きに。そんな働き方や暮らし方を一緒に考えられる場を目指します。FP3級/メンタルヘルス・マネジメント2種3種/基本情報技術者試験