家賃は手取りの3割まで?

それ、本当に20代教員にとって合理的ですか

「家賃は手取りの3割までに抑えましょう」

一度は聞いたことがあるこの言葉。
不動産サイト、マネー本、先輩教員からも当たり前のように語られます。

でも、20代の教員という立場で考えたとき、
このルールは本当に合理的な選択なのでしょうか。

結論から言うと、
必ずしもYESではありません。

この記事では、
・なぜ「3割ルール」が広まったのか
・教員という職業の特殊性
・20代教員にとって本当に考えるべき基準

を整理しながら、家賃の「適正化」について考えていきます。


なぜ「家賃は手取りの3割」と言われるのか

このルールの背景はとてもシンプルです。

  • 家賃が高すぎると生活が苦しくなる
  • 固定費は一度上げると下げにくい
  • 3割以内なら貯金や娯楽にも余裕が出やすい

つまり、平均的な会社員を想定した「安全運転の目安」です。

ただしここで重要なのは、
平均的な会社員=教員ではないという点です。


教員という仕事は「生活コスト」が特殊

20代教員の生活には、次のような特徴があります。

① 勤務時間が長く、家にいる時間が短い

  • 平日は朝早く出て夜遅く帰る
  • 家で過ごすのは「寝るため」が中心

家賃をかけても満足度が上がりにくい

② 収入は安定しているが、急激に増えにくい

  • ボーナスはあるが大幅な昇給は少ない
  • 副業も制限されがち

固定費を抑える効果が長期で効く

③ メンタルの消耗が大きい

  • 生徒対応、保護者対応、同僚関係
  • 家は「回復の場所」でもある

安さだけで選ぶと逆に消耗する

この3点を踏まえると、
「3割ルール」をそのまま当てはめるのは雑すぎる、
ということが見えてきます。


20代教員にとっての本当の基準は「割合」ではない

では、何を基準に家賃を考えるべきか。

ポイントは次の3つです。


① 家賃を下げたときに生まれる「余白」を言語化する

家賃を月1万円下げると、

  • 年間:12万円
  • 10年:120万円

このお金で何ができるかを、具体的に考えることが重要です。

  • 投資に回す
  • 生活防衛資金を早く貯める
  • 将来の転職・引っ越しに備える

「なんとなく安い」ではなく、
何のために安くするのかが決まっているかが鍵です。


② 「快適さ」は点数化して考える

家賃が高い理由が、

  • 職場まで徒歩5分
  • 防音がしっかりしている
  • 睡眠の質が明らかに上がる

など、明確なメリットがあるなら話は別です。

逆に、

  • なんとなく新しい
  • なんとなく広い
  • なんとなくおしゃれ

この「なんとなく」が多いほど、
家賃はただの浪費になりやすい。


③ 20代は「下げられる固定費」を下げる時期

教員の20代は、

  • 仕事に慣れる
  • 生活リズムを作る
  • お金の基盤を整える

この3つが同時に進む時期です。

だからこそ、

  • 家賃
  • 通信費
  • 保険

など、一度決めたら放置しがちな固定費
意識的に低めに設定する価値があります。


結論:3割は「正解」ではなく「思考停止」

家賃が手取りの3割でも、
それがあなたにとって合理的なら問題ありません。

ただし、

  • 深く考えずに3割
  • みんながそうだから3割
  • 不安だから3割

この状態は、思考停止です。

20代教員にとって大切なのは、

「今の自分にとって、この家賃は合理的か?」

と、自分の言葉で説明できること。

家賃の適正化は、
お金の問題であると同時に、生き方の選択でもあります。

一度立ち止まって、
「3割」という常識を疑ってみるところから、
本当の意味での安心が始まります。

ABOUT ME
ひと息さん
ひと息さん
7年間教員として子どもたちや保護者と関わる中で、「人生の計画を立てることの大切さ」を感じてきました。先生の仕事、プライベートの充実、節約貯金投資など、頑張りすぎず、でも前向きに。そんな働き方や暮らし方を一緒に考えられる場を目指します。FP3級/メンタルヘルス・マネジメント2種3種/基本情報技術者試験